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宇津ノ谷地区は静岡市の西端、旧東海道の丸子宿と岡部宿の間に位置し、街道を往来する旅人たちが休憩した静かな山あいにある40戸ほどの集落です。ここでは、街道の面影を残す懐かしい雰囲気を感じることができます。当地区では、地元住民などによる協議会をつくり、歴史や街道の面影を継承していく活動をしています。また、静岡市では、この地区を都市景観条例で「美しいまちづくり推進地区」に指定し、街道の面影を残すまちなみの保存に取り組んでいます。そして、この活動が評価され、国土交通省による平成17年度都市景観大賞「美しいまちなみ賞」の美しいまちなみ優秀賞を受賞しました。 |
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平成12年にまちづくり協議会を設立し、住民や地元の設計事務所、市が協働して、積極的なまちづくり活動を実施しています。そして、この協議会は市から活動の助成を受けながら、整備計画の策定、協定の締結を経て、現在、まちなみや建築物の修景が進んでいます。
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まちなみ修景に伴う住民活動として、年に3回の「朝市」を開催しています。また、平成16年からは、灯ろうを作り、まちに飾るなど、まちなみを生かす活動へと発展しています。
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小さな集落ですが、歴史や街道の面影と地元の方々の想いを感じさせる魅力的な地域（まち）です。是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 蔦の細道及び旧東海道の「道」「峠」の変遷の歴史を体で感じることができます。
- 明治・大正・昭和・平成の各時代の「トンネル」の歴史が、現在にも息づいており、その姿を見ることができます。
- 「道」にまつわる文化が数多く残っており、地蔵堂跡や猫石に代表される峠信仰は、民俗学的にも興味深いものがあります。
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【交通手段】●車をご利用の場合＜静岡市街地から＞国道1号線を西進、「道の駅 宇津ノ谷」を過ぎた所（トンネル手前）を左折。陸橋を渡ると宇津ノ谷の集落に入ります。 ＜岡部町方面から＞国道1号線、宇津ノ谷トンネルを抜けた直後に左折すると、宇津ノ谷の下の集落になります。直進して突き当りを右折すると上の集落入口となります。 岡部町からは県道を通ると大正トンネルを抜けて宇津ノ谷の集落に入ります。 ●バスをご利用の場合＜静岡市街地から＞中部国道線 岡部経由藤枝駅前行き「宇津ノ谷入口」下車、徒歩5分（陸橋を渡って下さい） ＜藤枝方面から＞中部国道線 新静岡行き「宇津ノ谷入口」下車、徒歩5分、又は、中部国道線 新静岡行き「坂下」下車、明治トンネルを経由し、宇津ノ谷集落へ徒歩20分 |
■画像引用・参考資料：「美しいまちづくり推進地区 宇津ノ谷地区」／静岡市都市局 都市計画部都市計画課・発行
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