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交通誘導員の確保に関するアンケート調査結果について


 近年、交通誘導員の不足による入札不調や工期延期が発生し、工事の円滑な実施に支障が生じています。協会員から「交通誘導員の確保が難しい時期がある」との声が多く上がっていることから、改めて状況を把握し改善策の検討を行うため、全協会員を対象にアンケート調査(令和2年4月)を実施しました。
 アンケート結果がまとまりましたので公表します。結果から、次のような課題が明らかとなりました。


1 結果概要

(1) アンケート概要
〇対象工事:令和元年度に発注・施工した工事(国・県・市町発注工事)
〇対象者:(一社)静岡県建設業協会会員企業
〇回答率:27.4%(会員企業数471社、回答した企業数129社)
〇アンケート実施期間:令和2年4月16日~4月30日
(2) 結果の総括
〇全体の1~2割の企業が、交通誘導員の不足に起因して、入札参加の断念及び工期延期を行っています。
〇全体の8割の企業が、設計と実勢労務単価が乖離した現場があったと回答しました。また、こうした場合でも100%近くが止むを得ず契約している状況にあります。
〇交通誘導員Aの確保が特に困難であり、配置が必須となっている「指定路線」の緩和を9割の企業が求めています。
〇自家警備の導入要望が多く寄せられ、「全面的に導入すべき」「安全性を考慮して区間を限定して導入すべき」を合わせると9割の企業となります。
〇工事用仮設信号機の導入要望も極めて多く、「全面的に導入すべき」「安全を考慮し、場所を限定して導入すべき」を合わせると全体の97%にもなります。

2 アンケート結果

 アンケート結果の全体は次のとおりです。

調査結果 【PDF:アンケート結果】
(FileSize: 561,588byte)  

3 参考

 アンケート内容は次のとおりです。

調査結果 【PDF:アンケート内容】
(FileSize: 120,060 byte)